【閑話終題】

その他 2024.05.23

老人ホーム アウトリーチについて

2024.3.25.

特別老人ホーム せせらぎのさと蔵王(宮城県)

 

 

■概要

会場:ロビー

時間:約80分

参加者:15名

 

 

ホームに入居されている70~90代のご老人を対象に開催

うち、約半数が車椅子の利用者で、認知症の方も多数

 

 

■目的

入居者どうしでのコミュニケーションや会話の機会がないため、

そのきっかけとなることを目的としました。

 

 

■実施内容

子どもへのワークショップのように、元気よく体を動かして…というわけにはいかないため、

どういう形でダンスや身体表現を体験していただくかが焦点となりました。

また、普段は参加者どうしの交流が少ないことから、少し緊張感がある中での開催となりました。

まずは挨拶がわりに童謡「かごめかごめ」に振り付けたダンスを披露。

ホワイトボードに書いた歌詞を見ながら参加者の皆さんに歌っていただき、その歌に合わせて踊って頂きました。

手首を振ったり、じゃんけんのグーとパーを交互に行って、手先のウォーミングアップを実施。

次に「鯉のぼり」「おぼろ月夜」など、皆で歌える童謡・唱歌を募り、

その場の即興で簡単に振付をしました。

見様見真似で踊ってもらうことで、ダンスを体験して頂こうという試みです。

踊りが難しい人は、歌の方で参加も可とし、歌う事に抵抗ある方には、手拍子での参加も可としました。

身体を動かすうちに、はじめは口数の少なかった参加者からも徐々に発言が出始め、

最後は笑いも生まれ、賑やかなアウトリーチとなりました。

参加者の方々のいきいきとした歌声が印象に残りました。

 

 

■参加された方々のご感想

このようなダンスワークショップ自体初めてだったので、ビックリした。

カラダの動きが面白くて、目の前で見れてすごかった。

こういう催しは初めて。歌ったり笑ったりして楽しかった。

これまで他の入居者の方とお話する機会がなかったので、仲良くなるきっかけになった

 

※ワークショップの写真はこちら